2012年10月13日土曜日

節度

 食べ過ぎに○○とか、飲む前に△□とか宣伝されますし、実際にそう言うお薬を利用する人も少なくないでしょう。でもこれって養生の対極にある発想ですよね。もともと節度をもって飲食すれば、使う必要のない薬ですからね。

 人は飲食により外からエネルギーや体を作るものを取り入れて生を保っています。しかし暴飲暴食を繰り返せば、胃腸を傷め、肝臓や膵臓に障り、脳にも悪影響を及ぼすことになります。薬によって一時的に症状を緩和したところで、害は蓄積し、いずれ悔やんでも手遅れの状態となります。

 外からいろいろなものを取り込み、我がものにしようという欲望を肥大化させる現代。「節度」という言葉を、今一度噛み締め味わう必要がありそうです。薬を使う前にね。

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