2012年10月16日火曜日

先ずわが身をそこなふ物を去るべし



 体に悪い、これをやると我が身を損なう、と思っていながらそれをやっちゃう、なんて言うのが人間なのでしょうが、一応体を損なうとするものを考えておきましょう。
 それは、外邪と内欲。
 外邪というのは、身を損なう外的要因です。特に、四季の移り変わりと関連する、風・寒・暑・湿・乾などは外邪として、それから身を守る必要があるとされました。どの要因が過度に強くなっても、体の調子を壊してしまう原因となってしまうということですね。
 しかし体を壊す原因をそとにばかり向けてはいけません。内欲もきちっとコントロールする必要があります。欲と言うのはなかなか限度というものがなく、追い求めるとどこまでも執着してしまうというところがあります。満足させようとするより、足るを知る、ということが大切なことのようです。
 現代は健康ブームと言いながら、こういう基本的なところにきちっと目を向ける人は、少ないようですね。

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