2012年10月19日金曜日

凡(すべて)の人、生れ付たる天年はおほくは長し

 原子力発電所の耐用年数などが問題になっている昨今ですが、どんなものにも耐用年数がありますね。ただ、その使い方によっては耐用年数に至らなくても壊れてしまうことだってありますし、逆に随分と長持ちすることだってあります。人の場合だって、恐らく同じでしょう。

 まあ、命に直結するような先天的問題や弱い体質を持って生まれてきた人は、短命で終わることになりやすいのでしょうが、ほとんどの人はかなりの耐用年数を持って生を授かっているものらしいですよ。

「この子は、長生きはできないだろう。」と思っていた親を尻目に、高齢まで生きたという人は数多くいる。逆に、元気一杯に見えた人が、意外と早く亡くなったりする人もいる。要は使い方つまり養生の仕方によって、人生の長さは大きく変わるということです。

 子供の頃ひ弱な人は、それなりに無理をせず、体をいたわる習慣がついてくるので、その寿命を全うしやすくなる可能性があります。逆に体に自信を持っている人は、その自信ゆえに無理をしたり、無茶をしたりして健康を損なっていったり思わぬ事故にあったりもするかもしれません。

 せっかくこの世に生を受けたからには、ちょっとは心身をいたわり、欲の赴くままに行動したくなるのを少しは制御し、長生きをしましょう。充分この世を味わいましょう。

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