2012年10月27日土曜日

減と滞


 養生の妨げとまたげとなるものとして、減と滞の二つあげている。


 減とは元気を減らすこと。勢いや欲望にまかせ食べ過ぎたり、色欲におぼれたり、働きすぎたりすると元気を減らすこととなる。

 滞とは元気を滞らせること。体を動かさず怠惰な生活をし、睡眠をとりすぎたりすると元気が滞ってしまう。気の廻りが悪くなってしまうということ。

 減も滞も元気を損なうことになる。まあやりすぎずやらなさ過ぎずというところでしょう。心は穏やかに、しかし体は動かし休ませすぎない。

 それにしてもその正しさを納得できる言葉というのはどうして実行がむつかしいものが多いのでしょうか。中庸を行くバランスを求めているようにも見えますが、その加減はむつかしいですよね。偏ってしまうからこそ、人生は楽しかったりするのですが。

 まあ、過激と怠惰、この二つは注意して、元気な状態を保つほうが良いのは確かでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿