人の体というものは、弱く脆いもので、その儚さは風前の灯が消えてしまうのと同様といえる。そんな脆弱な体を傷めるものは、身の外にも内にもある。
外敵は、風、寒、暑、湿などなどがある。自分の体を過信して、これらの外邪に身を任せていてはいけない。
内敵は、飲食欲、好色の欲、だらだら眠りたいという欲、怒り、悲しみ、憂いなど内から起こるものである。これらは内から身を破ることになりかねない。
そして、これら内にある敵をコントロールできなければ、外敵を引き込むことにもなるのである。
どんなに、身体が強く生まれついた人でも、内外の敵に好き勝手させていたのでは、長生きはできないでしょう。外敵に対しては、早め早めに用心をし、内敵に対しては、欲を抑え、感情のコントロールを行うように、心を強くする必要がある。
そうそううまくはいかないでしょうが、このような心構えは、機会在るごとに思い出したいものですね。
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