2012年11月23日金曜日

千金方


千金方という唐代の医書があるそうです。主には漢方処方集という感じらしいですが、鍼灸に関する記載もあるそうです。その中の言葉として、「久しく行き、久しく坐し、久しく臥し、久しく視ることなかれ」と述べられているとのこと。

疲れ果てるまで行動すること、ずっと座っていること、ずっと体を横たえていること、いつまでも何かを見続けることを諌めています。

現代では、健康のためと、とことん体を鍛える人も見かけますが、もともとスポーツなんていう発想は昔にはなかったことだし、やりすぎはなんにしろ体に障りますよね。

また、テレビにしろ、コンピューターにしろ、ゲームしろ、漫画にしろ目を酷使するということも諌めているよ。唐の時代に、そんなに目を酷使することがあったのかなぁとも思いますが、逆にその頃の人から見ると、現代人の目の使い方は狂気の沙汰なのかもしれませんね。

動きすぎず、休みすぎず、無理なく流れていく。何か人生訓のようにも見えてきますね。

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