2012年11月7日水曜日

三慾を忍ぶ

 三つの欲として、飲食欲、色欲、そして睡眠欲が挙げられています。飲食への欲や色欲をコントロールすることが養生には大切なことはわかりますが、眠りすぎも欲と捉えています。

 昼間充分体を動かして、夜になれば眠るというのは全く問題なしですが、それ以外で眠るというのはよろしくない場合が多いようです。わたしも学生時代に寝過ごしてだらだらと寝ていたりすると、体がしゃんとせずに帰って動くのが億劫になったりしたものです。

 眠りすぎると、元気が巡らなくなるようです。特に食後まだ食べ物が充分消化されていないうちに眠ると、取り入れた気が充分巡らず元気をなくしてしまいます。

 また、睡眠も癖になってしまい、眠りを好むとますます睡眠時間が多くなってしまいます。眠気というのは抑えるのが難しいものですが、体を動かしたりして眠気をはらうことはできるものです。睡眠過多は元気を失う元となることを銘記しておきましょう。

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