2012年11月8日木曜日

言をすくなくすべし



 沈黙は金、などという言葉は死語になったのでしょうか。漫才ブーム以降、やたらとしゃべる人が増えたような気がします。なんてことを書く私も、以前に比べてずいぶん無駄口をたたくようになってしまいました。ただ、大騒ぎするような喋り方をすると、後に虚脱感がのこります。

 言葉を慎み、無用なことは言わず、おしゃべりを少なくすることを益軒は勧めています。おしゃべりが過ぎると気が減るうえに、気がのぼりなんだかボーッとなり、元気を損なうということです。

 また、言語を慎むということは、無駄に気を減らさないという養生の道であることに加えて、人徳を養う道でもあるようです。

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