俺の酒が飲めないのか!
などと言う御仁を見かけることがあります。そのような人は昔よりは減ってきたのかもしれませんが、適量は人により違うのだから無理強いは良くないですね。
遠慮している人にお酒を勧めずに、ちょっと物足りないなぁと思わせるのも申し訳ないけど、呑みすぎの苦しさに比べれば問題とならないでしょう。
ちょっと勧めてみて、もう結構と言われればそれ以上は押さない、としておけば、程よく酔って、皆が楽しむという悦ばしい酒席になりますね。
人生長生きすれば、違ったものが見えてくる、味わい深くなってくる。死ぬまで元気に歩むには、日々を少し注意深く生きなさい、とは貝原益軒の思想。そこのところを踏まえつつも、私が手前勝手に益軒の養生訓を解釈して綴ります。当店(養生軒)でお出しするものを、皆さんなりに味わっていただけたら幸いです。 (なお、原文は中村学園図書館が公開しているものを利用しています⇒http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/lib_data/a01.html)