2016年2月17日水曜日

富貴の人は美味多き故、やぶられやすし




 ホテルなどでビュッフェ形式で食事をする際、かなり控えめに料理を取ってくるようにしている。それでも種類が多いこともあり、普段より過食気味になってしまう。特に年齢とともに摂食量が減少傾向なので、油断すると満腹になる。腹が張ると気分も悪くなり、反省しても時すでに遅しということも。

 現代は富貴なる人でなくても十分食事ができる時代。心でセーブしなければ食べ過ぎから体調を崩すことになりやすい。特に中年以降は注意が必要。消化機能が落ちはじめ、必要栄養量も減少傾向にも関わらず、食欲は変わらないという場合が多いので、つい食べ過ぎる。

 控えめの食事が養生の基本であることを常に頭に置いておく必要がある。

 しかし、先日バイキングを楽しみ、お腹が膨れてきたなぁと思いながら近くのテーブルの高齢女性を見ると、様々な種類の料理をゆっくり、しかし絶えず食べ続けている。私よりよほど健啖家。消化機能の良さが卓越しているのでしょうか。食傷とは無縁のような涼しい顔をして召し上がっていた。こんな方に少食を勧めても鼻で笑われるかもしれませんね。

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